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製造製品について

おさの歴史

松原市の現在の地域は、宝永元年(1704年)の大和川改修工事によって湿地帯が形成されました。この湿地帯は綿作に適しており、「河内木綿」の一大産地として発展しました。当時は、綿織りに竹製の「竹筬」が使用されていました。

しかし、明治後期(1902年頃)になると、河内木綿の衰退とともに、培われた技術を活かした金網の生産が始まり、竹筬から「金筬」へと移り変わりました。筬は、その基本的な構造が発明されて以来、形状がほとんど変わっていない珍しい工業製品のひとつです。松原市は、試行錯誤を重ねながら金網製造業を支え続けてきた地場産業の中心地でもあります。

The history of the reed

当社は、竹筬の時代から代々受け継がれてきた金筬メーカーです。各種金筬の製造に精通し、お客様のあらゆるニーズに対応しています。特に、スクリーン印刷用の金筬は最高水準を誇り、太陽光パネル、スマートフォン、タブレット端末、半導体など、高精度・高密度が求められる分野で世界トップシェアを維持しています。

筬の構造は、長い歴史の中で無駄なく洗練され、変わることなく受け継がれてきました。だからこそ、当社は徹底した素材選び、品質管理、最先端の検査機器の導入を行い、技術の研鑽と品質向上に日々取り組んでいます。

Case Highlights製造実績一例

ステンレス・タングステンメッシュ用金筬

ステンレス・タングステンメッシュ用金筬
線径 / μ密度 / inch
13世界最高密度977
世界最細線径9640 ・ 660
11480 ・ 520
11840
13730
15640

※2025年4月現在

ポリエステル・ナイロンメッシュ用金筬

ポリエステル・ナイロンメッシュ用金筬
線径 / μ密度 / inch
27508
27460
30460
27420

※2025年4月現在

築山製作所の金筬かなおさから
作られる製品

弊社の金筬と、高品質の線を使用して、複数のメッシュメーカーが網を製造しています。これらの網は、各種精密機器に幅広く使用されており、高い品質と信頼性が求められる分野で重要な役割を果たしています。

弊社の金筬かなおさで作成した網を使用し
製造される製品実績の一例

他にもさまざまな分野で使用されています。

太陽光発電パネル

太陽光発電
パネル

積層セラミックコンデンサ

積層セラミック
コンデンサ

プリント回路基盤

プリント
回路基盤

タッチパネル

タッチパネル

人工透析用フィルター

人工透析用
フィルター

マイクロスピーカー

マイクロ
スピーカー